眉の高さが左右で異なり上手く描けないとお悩みの方はいませんか?
年齢を重ねていくと表情ぐせ・噛みぐせなどによって眉の周辺の筋肉の付き方が変わることで、眉山に高低差が出てしまいます。
私もその一人です。
こういった眉でも左右のバランスを簡単に整えられるとメイクが楽しくなります。
実は、眉の基本である標準眉の眉頭・眉山・眉尻の位置を意識し眉を描くガイドになる点を目印にすることで、自眉を活かした左右対称の眉を簡単に描くことができます。
今回は、【利根川志おり流】左右非対称の眉毛でお悩みの方へ!自眉を活かした左右対称の眉を描くテクニックについてご紹介します。
標準眉の基本
元々、自眉が左右対称という方はほとんどいません。
左右対称の眉に仕上げるためには、まず標準眉の基本を知っておくことが大切です。
標準眉を意識することで左右対称の眉に仕上げられるだけでなく、他の眉に変化させることもできるようになります。
標準眉の基本的な眉頭・眉山・眉尻の位置は以下の写真の赤い印の位置が目安になります。
標準眉を描く時の目安となる位置は以下のようになります。
・眉頭・・・鼻の穴の中心の延長線上~目頭の延長線上の間
・眉山・・・黒目の外側の延長線上~目尻の延長線上の間
・眉尻・・・口角と目尻の延長線上で眉頭と眉尻を平行に結んだ線より下がらない
・眉の角度・・・10度ぐらいが目安
・眉の太さ・・・目の縦幅の3分の2が目安
・眉頭の角度・・・やや斜め外側に倒した70度ぐらいが目安
・眉頭は淡く眉尻に向かって濃くなるようにグラデーションを作る
左右対称な眉の整え方
左右対象の眉に仕上げるポイントは以下のようになります。
① 鏡で自分の眉の形をよく見る
② 標準眉を意識しながら眉を描くガイドになる点をペンシルで軽く打つ(眉山→眉尻→眉頭の上、下の順に)
ペンシルで目印をつけておくことで、眉の高さや太さを合わせやすくなります。
③ 眉の高さはコンシーラーで消す
他の眉の形にも対応できるように基本的には、眉山の飛び出た眉毛はカットしたり抜いたりせずに温存しておきます。
④ 左右交互に少しずつバランスを見ながらペンシルで描きたしパウダーで埋めていく
ペンシルは主にラインを描くときに使い、パウダーをブラシにとり太さの調節や眉のすき間を埋めていくようにすると自然な立体感の眉に仕上がります。
実際にやってみた
① 鏡で自分の眉の形をよく見る
眉を描くために重要な眉山・眉尻・眉頭の位置や高さ、特徴を観察してみます。
自分の眉の課題点を見つけることで左右対称の眉が描けるようになります。
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眉山の高さを比べると左眉が少し高い
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眉山の位置を比べると右眉は黒目の外側延長線上、左眉は少し外側にある
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眉頭の高さはほぼ同じであるが、左眉の立ち上がり角度が強い
眉の太さが左右ともに細い
左眉尻が短い
以上のような課題点がでました。
課題点を踏まえ以下のような点に注意しながら眉を描いていきたいと思います。
・標準眉に近い右眉に合わせてガイドになる点を目印する
・眉山の高さをあわせるため、左眉の飛び出た眉山はコンシーラーで消す
・左眉の角度を緩やかにするため、左眉頭の上と左眉山の下を眉パウダーでたす
・眉に太さを出すため、右眉山の下を少し眉パウダーでたす
・左眉尻はペンシルで少しずつ眉山から眉尻の点にむかって描きたす
② 眉を描くガイドになる点をペンシルで軽く打つ(眉山→眉尻→眉頭の上、下の順に)
標準眉に近い右眉に合わせて左眉を描くことを意識しながら、ガイドになる点をペンシルで軽く目印していきます。
③ 眉の高さはコンシーラーで消す
左眉山の飛び出た部分をコンシーラーで消して右眉山の高さにあわせます。
筆ペンタイプのコンシーラーを使って左眉山の上を消しました。
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④左右交互に少しずつバランスを見ながらペンシルで描きたしパウダーで埋めていく
左眉頭の上に、眉パウダーの淡い色を備え付けの中ブラシにとりのせて眉の角度を緩やかにしました。
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左眉山の下と右眉山の下は、眉パウダーのこちらの濃い色を斜めにカットされたブラシを使い、標準眉に近づけるよう太さを補いました。
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眉全体のアウトラインと眉尻はこちらのペンシルを使いました。
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眉尻を描くときは、眉山から眉尻の点にむかって少しずつ繋いでいくように描きました。
ペンシルでつけた目印は眉が描けたら、ペンシルの反対側についているスクリューブラシでぼやかします。
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完成しました
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まとめ
今回は、【利根川志おり流】左右非対称の眉毛でお悩みの方へ!自眉を活かした左右対称の眉を描くテクニックについてお伝えしました。
理想のバランスの眉の描き方がわかることで、自眉を活かした左右対称の眉が描けるようになりますよ。
あなたも眉のお悩みを解消できるテクニックを使って眉メイクを楽しんでみてくださいね。